株式会社 丸福サービス

株式会社丸福サービス

 今回は入間市狭山ケ原にある株式会社丸福サービス入間事業所様に就業している仲間を訪ねました。

 この会社は東京に本社を置き、物流関係の業務を主としておりますが、入間事業所では、(株)ポプラ社入間物流センターの業務を一括請負しておられます。案内されて建物の中に入ると、大きな空間からプーンと紙の匂いそしてうず高く積まれた書籍が整然と並んでおりました。この会社の業務は、出版社で発行された書籍を仕分け、最終的に納入先に誤りなく届けることです。当シルバー人材センターからは28名の会員が就業しており、ふたつの工程を請け負っておりました。そのうちのひとつは建物2階で行われている本の搬送業務です。ここでは書籍を1階のセンターの所定場所にエレべーター等の垂直搬送機により送り込んでおりました。各書籍毎の需要の多寡によりパレツト毎に仕分けされ、扱うそれぞれの単位に応じてカゴ台車やハンドリフトを用いて誤りのないように補充していかなくてはなりません。そしてこの作業をハンディターミナルにより情報を授受しながら行っておりました。限られたスペースの中で、皆さんがきびきびと行動されていたのが印象的でした。重い書籍を扱うので、とくに腰などを痛めることのないよう皆さんが注意しながら作業をしておりました。

 もうひとつの工程は3階で行われている返品・出荷本の分別です。まず私たちの目に入ったのは長いベルトコンベアでした。そしてここに書籍が一冊ずつ絶えまなく流れており、途中でそれぞれの選別されたラインへ分別され、最終的に行く先毎の箱へ収納されていました。出荷本、返品本を営業所毎に分別しているとの説明をお聞きし、このしくみがわかりました。ここでは、コンベアの書籍を円滑に流していくことが重要な業務です。とくに営業所毎に枝分かれしているラインへは書籍が渋滞するため、長い棒のような機器を用いてスムースに収納されるよう努めておりました。かなりのスピードで流れてくるので、甥 トラブルのないよう細心の注意が必返要で、ぼんやりしておられないとのことで、3名の会員が長いコンベアのあちこちを監視しながら巡回し、そしてこの業務については、午前、午後、夜間の三交代での就業をしているそうです。

 限られた時間での訪問でしたが、膨大な種類と数の書籍が納入先ごとに分別され各地に配送されていく、まさにここは文化の流通拠点であり、私達の仲間が会社と一体となって元気に明るくその一翼を担っていることに感激しました。

 お世話になっている株式会社丸福サービス様、そして就業している会員の皆様の益々のご発展をお祈り申し上げます。

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